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タイトル | マリア様がみてる 妹オーディション |
| 著者 | 今野緒雪 | |
| イラスト | ひびき玲音 | |
| 出版 | コバルト | |
| 発売日 | 2005年4月 |
| 執筆者:jade | 評価:A |
| 11月に入った最初の月曜日。つぼみ(ブゥトン)三人が集まる中、妹をオーディションで決めるという由乃の爆弾発言が飛び出した。これは江利子さまが決めた妹選びの期限が迫っているのに、一向に妹が出来ない由乃が考えついた苦肉の策。妹をオーディションで決めることに違和感を覚える祐巳だったが、祥子さまはなぜか乗り気で祐巳も参加することに───というのが今回のあらすじ。 この妹オーディションを通じて作者が一番描きかったことは祐巳と由乃の妹探しなどではなく、一般生徒たちが持っている山百合会への幻想を打ち砕くこと。具体的には山百合会の仕事を手伝わせることによって、彼女たちに理想と現実の違いを気付かせ、山百合会の人間も自分たちと同じただの人間に過ぎないと認識させることでしょう。これは原因を環境に求めるのはお門違いですべては自分の心がけ次第なのだという人生の教訓を読者に伝えているようにも受け取れます。読者層が思春期の少年少女ということを考慮に入れたラノベに相応しいテーマだと思いますね。 この巻では真美と蔦子に春が来たので次はいよいよ祐巳と由乃の番ですね。二人の妹が誰になるのかはほぼ決定しているようなものなので、あとはいつどのタイミングでロザリオを渡すのかが焦点でしょうね。祐巳に妹が出来るのはあと2,3巻ってとこかな? 「涼風さつさつ」を最後にイマイチな話が続いていましたが、この巻では久しぶりにマリみての良さが出た感じがしますね。今後もこれくらいのクオリティは保ってもらいたいところです。 |
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